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アジアのお箸 https://jkcv.hatenablog.com/

中国語・韓国語・ベトナム語が似ているので同時学習してみるブログ (東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

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2018/10/26

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  • 【絶妙】ということば

    前回、【妙】という漢字には大きく2つの意味があることをみた。1つ目は肯定的なニュアンスで「良い、絶妙だ」という意味。2つ目はやや否定的なニュアンスで「普通と違って変だ、奇妙だ」という意味。 今回は上の1つ目の意味の説明で使った【絶妙】ということばをみる。 日本語 ゼツ(呉音) ミョウ(メウ)(呉音)【絶妙】 絶妙なタイミングで問題を解決した。※1つ目の用法 中国語(普通話) miào【绝妙】 绝妙的讽刺 juémiào de fĕngcì (絶妙な(巧みな)風刺)※1つ目の用法 韓国語 절묘하다【絶妙하다】 우리들의 주변에 있는 제품은 전자부품과 기계부품의 절묘한 조합에 의해 설계되어…

  • 【妙】の2つの意味

    【妙】という漢字には大きく2つの意味がある。1つ目は肯定的なニュアンスで「良い、絶妙だ」という意味。2つ目はやや否定的なニュアンスで「普通と違って変だ、奇妙だ」という意味。2つ目の意味は手持ちの漢和辞典によると、中国語本来の意味からずれた日本語独特の用法だそうだ。 日中韓越で【妙】という漢字1文字でどういう意味を表すかを調べてみた。中越では1つ目の意味(良い、絶妙だ)でしか用いられていなかった。一方で日韓では1つ目の意味(良い、絶妙だ)と2つ目の意味(普通と違って変だ、奇妙だ)の両方で用いられていて、特に2つ目の方でよく使われることが分かった。これはおそらく日本語独特の2つ目の用法が韓国語に移…

  • 国際交流のお祭りに行ってきた

    先日、国際交流のお祭りがあったので行ってみた。韓国朝鮮、中国、ベトナム、インド、ネパールなどなどの出店や演劇があった。地域には外国籍の人が少なからず住んでおり、互いを認め合い住みやすい街にしよう、的なものだった。 主にベトナム料理を食べた。フォーにバインミー。なかなかおいしい。あと、中国料理の羊肉串も。この羊肉串というものは以前から一度食べてみたかったのでちょうどよかった。そんなにめちゃくちゃおいしいというわけでもなかったけれど、スパイスが独特な感じで新鮮な感じがしてとてもよかった。 のんびりとしたお祭りだった。しかしこうしている間にも、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナでは殺し合いが…

  • 【動向】ということば

    【動向】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 ドウ(呉音) コウ(カウ)(呉音)【動向】 中国語(普通話) dòngxiàng【动向】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 韓国語 동향【動向】 최근의 경제 동향을 분석하다 (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 該当なし

  • 【経済】ということば

    【経済】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ケイ(漢音) サイ(呉音)【経済】 ※サイ>ザイと濁っている 中国語(普通話) jīngjì【经济】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 韓国語 경제【經濟】 최근의 경제 동향을 분석하다 (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 kinh tế【經濟】 Chuyên môn của tôi là kinh tế Việt Nam. (私の専門はベトナム経済です。) 【経済】とはもともと漢籍で【経世済民】の略で、「世の中を治め、人民を救う」という意味だ…

  • 【最近】ということば

    【最近】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 サイ(呉音・漢音) キン(漢音)【最近】 中国語(普通話) zuìjìn【最近】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 韓国語 최근【最近】 최근의 경제 동향을 분석하다. (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 該当なし

  • 【心理】ということば

    【心理】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 シン(シム)(呉音・漢音) リ(呉音・漢音)【心理】 中国語(普通話) xīnlǐ【心理】 很大的心理上的负担。 hěn dà de xīnlǐ shàng de fù dān (心理的負担が大きい。) 韓国語 심리【心理】※読み方は심니 그 묘한 심리는 도저히 이해할 수 엾다. (その妙な心理は到底理解できない。) ベトナム語 tâm lý【心理】 phân tích tâm lý của anh ấy (彼の心理を分析する)

  • 【分析】ということば

    【分析】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ブン(呉音) セキ(漢音)【分析】 中国語(普通話) fēnxī【分析】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 你分析得很有道理。 nǐ fēnxīde hěn yǒu dàolǐ (あなたが分析するのは道理にかなっている。確かにお前の言う通りだな。) 韓国語 분석【分析】 최근의 경제 동향을 분석하다. (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 phân tích【分析】 phân tích tâm lý của anh ấy (彼の心理を分析する)

  • 【平均】ということば

    【平均】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。日本語では副詞っぽい振る舞いもしているような気がするが、中国語ではあくまでも「平均する」という動詞なのだそうだ。 日本語 ヘイ(漢音) キン(クヰン)(漢音)【平均】 毎日平均1時間勉強する。(「平均」は副詞的?) 毎日平均して1時間勉強する。(「平均する」という動詞)中国語(普通話) píngjūn【平均】 我特别喜欢咖啡的香味儿,一天平均喝四,五杯。 wǒ tèbié xǐhuān kāfēi de xiāngwèir yī tiān píngjūn hē sì wǔ bēi (私はコーヒーの香りが大好きで、一日に平均(して)4,5杯は飲…

  • 中国語が聞き取れた?

    最近は外国系の家庭も多く、子供を公園に連れて行くと、外国語を耳にすることが少なくない。 先日公園で中華系の親子がいた。中国語で親子が話しているのだが、私のレベルでは当然聞き取れるわけもない───。 いつもならそれでおわりなのだが、今回、お父さんらしき人のある言葉がふと耳に入ってきた。 走吧。我们要走吧。拜拜。 (行こう。行かないといけない。バイバイ。) ───なんと聞き取れてしまった? かなり早口だったのにも関わらず。生のネイティブの中国語を聞き取れたのはこれが初めての経験かもしれない。 その親子は公園を去ったのだが、私はいつにもまして上機嫌で、引き継ぎ子供と遅くまで遊びつづけたのであった。

  • 【邂逅】ということば

    【邂逅】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。あまり聞きなれない難しいことばだ。漢和辞典によると、【邂】の字も【逅】の字も、【邂逅】という熟語でしか使わない漢字らしい。英語圏などでは漢字は「悪魔の文字」などと呼ばれることもあると聞いたことがあるが、なるほどなと思う。 日本語 カイ(呉音・漢音) コウ(漢音)【邂逅】 20年ぶりに、長年探していた人物との邂逅を果たした。 中国語(普通話) xièhòu【邂逅】 在车站,他俩不期邂逅。 zài chēzhàn tā liǎ bù qī xièhòu (駅で、彼ら二人は思いがけなく出会った。) 韓国語 해후【邂逅】 옛 친구와 해후하다. (旧…

  • NHK AM第二放送がなくなる

    NHK AM第二放送がなくなるらしい。経営のスリム化でAM放送を1本化するらしい。なかなかショッキングな話だ。 第二放送の語学番組にはお世話になっている。特に中学生時代に「基礎英語」を聞いて育ったので、思い入れは大きい。おっさんになった今、ひさしぶりに中国語を聞いている。妻は英語とドイツ語を聞いている。第二放送がなくなると語学番組はどうなるのだろうか。第一放送で流すのか、スマホアプリのみでの配信になるのだろうか。そもそも番組が残るかどうかも心配だ。 これだけインターネットや動画配信、スマホアプリが主流となった今、ラジオはもう時代遅れなんだろう。語学学習もオンライン授業だったりYouTubeだっ…

  • 【研究】ということば

    【研究】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。中では少しニュアンスが異なる場合もある。 日本語 ケン(慣用音)ゲン(漢音) キュウ(キウ)(漢音)【研究】 中国語(普通話) yánjiū【研究】※「検討する」という意味もある。 正在研究古代人的语言情况。 zhèngzài yánjiū gŭdài rén de yŭyán qíngkuàng (古代人の言語状況を研究している。) 这个问题你再去研究研究! zhège wèntí nǐ zài qù yánjiu yánjiu (この問題はもう少し検討してみてください。) 韓国語 연구【硏究】 고대인의 언어 상황을 연구하고 있다. (…

  • 【概念】ということば

    【概念】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ガイ(慣用音)カイ(漢音) ネン(ネム)(呉音)【概念】 中国語(普通話) gàiniàn【概念】 这个概念比较抽象, 不容易理解。 zhègè gàiniàn bĭjiào chōuxiàng bù róngyì lĭjiĕ (この概念は比較的抽象的で、理解するのは簡単ではない。) 爸,妈,我都长这么大了?十八岁,什么概念? bà mā wǒ dōu zhǎng zhème dà le shíbā suì shénme gàiniàn (お父さん、お母さん、ぼくはもう大人だよ。18歳だよ、どういうことかわかる?) 韓国語 개념【槪…

  • 「島」ということば / 日韓同系論?

    「島」ということばを日中韓越でなんというか見てみる。 日本語 しま(訓読み)【島】 中国語(普通話) dǎo【岛】 济州岛是韩国最大的岛。 jìzhōudăo shì hánguó zuì dà de dăo (済州島は韓国最大の島だ。) 韓国語 섬(しま) 제주도는 한국에서 가장 큰 섬이다. (済州島は韓国で最も大きい島だ。) ベトナム語 đảo【島】 Châu Đại Dương có rất nhiều đảo. (オセアニアにはとても多くの島がある。) 中越は漢字の【島】をそのまま読んで使う。発音もかなり近くて覚えやすい。中国語とベトナム語が近くて学びやすいと感じる瞬間だ。 一方で…

  • 【羅針盤】と【羅盤】

    【羅針盤】ということばは日韓に存在し、代わりに【羅盤】ということばが中越に存在する。今まで色々な漢語系語彙をみてきたが、「日韓」グループと「中越」グループで分かれるケースが少なくない。歴史的・文化的な経緯がそうさせているのだろう。 日本語 ラ(呉音・漢音) シン(シム)(呉音・漢音) バン(呉音)【羅針盤】 中国語(普通話) luópán【罗盘】 罗盘的指针指向南方。 luópán de zhǐzhēn zhǐxiàng nánfāng (羅針盤の針が南を指す。) 韓国語 나침반【羅針盤】 나침반으로 금방 길을 찾을 수 있다. (羅針盤ですぐに道を探すことができる。) ベトナム語 la b…

  • ベトナム語のcũはベトナム固有語かそれとも漢語系語彙の【古】か?

    ベトナム語を学んでいると、漢語系語彙かと思えることばによく出会うが、調べてみると漢語系語彙とはされていないものがしばしば出てくる。 今回出会ったのは「古い」という意味のcũ(ク)。てっきり【古】かと思ったがそうではない。【古】のベトナム漢字音はcổ(コ)で、Âm Nôm(ベトナム漢字音の親戚のようなもの)でもcổ(コ), kẻ(ケ)しか出てこない。 それでも、現代中国語諸方言をみると、北京方言ではgǔ、粤方言ではgu、呉方言ではku、閩方言ではkooとなるらしい。韓国語では고(コ)、日本呉音と日本漢音ではコとなる。cũ(ク)と【古】は結びつくのかつかないのか。 これは偶然の一致かもしれない。日…

  • 【地域】ということば

    【地域】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 チ(漢音) イキ(ヰキ)(呉音)【地域】 中国語(普通話) dìyù【地域】 这个地域的物价很高。 zhè ge dìyù de wùjià hěn gāo (この地域の物価は高い。) 韓国語 지역【地域】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナム語 địa vực【地域】 日本漢字音で【域】は呉音ではイキ(ヰキ)だが、漢音ではヨクになる。韓国漢字音の역(ヨク)は日本漢音の方に近い。

  • 【地区】ということば

    【地区】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 チ(漢音) ク(呉音・漢音)【地区】 中国語(普通話) dìqū【地区】 这个地区因为洪水, 受了很多灾难。 zhègè dìqū yīnwèi hóngshuĭ shòu le hĕnduō zāinàn (この地区は洪水によって、多くの災難を受けた。) 韓国語 지구【地區】 강남은 서울에서 가장 세련된 지구이며, 한류의 본거지라 할 수 있습니다. (江南(カンナム)はソウルで最も洗練された地区であり、韓流の本拠地ともいえます。) ベトナム語 該当なし

  • 【洪水】ということば

    【洪水】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。越ではほとんど使われない模様。 日本語 コウ(呉音・漢音) スイ(呉音・漢音)【洪水】 スイ>ズイと濁っている 中国語(普通話) hóngshuĭ【洪水】 这个地区因为洪水, 受了很多灾难。 zhègè dìqū yīnwèi hóngshuĭ shòu le hĕnduō zāinàn (この地区は洪水によって、多くの災難を受けた。) 韓国語 홍수【洪水】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナム語 hồng thủy【洪水】

  • 인하다【因하다】という韓国語

    韓国語で인하다【因하다】と書いて、「~に因(よ)る」という意味のことばがある。これは明らかに漢語を韓国語に取り込んだ言い方のようで興味深い。日本語の感覚に当てはめると、さながら「~に因(いん)する」とでもいうような言い方をしていることになる。こういう語彙にふと出会うのが、私にとって韓国語に触れる面白さだ。(もちろん韓国の固有語ではない・・・) 日本語 訓読みで【因(よ)る】 中国語(普通話) yīn【因】 因病请假。 yīn bìng qǐngjià (病気に因り欠勤する。) 韓国語 인하다【因하다】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナ…

  • 【災難】ということば

    【災難】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 サイ(呉音・漢音) ナン(呉音)【災難】 中国語(普通話) zāinàn【灾难】 这个地区因为洪水, 受了很多灾难。 zhègè dìqū yīnwèi hóngshuĭ shòu le hĕnduō zāinàn (この地区は洪水によって、多くの災難を受けた。) 韓国語 재난【災難】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナム語 tai nạn【災難】 Có tai nạn ở châu Á? (アジアに災難(天災、事故)がありますか?) 日本漢字音で【難】は呉音で「ナン」だが漢…

  • 【運気】ということば

    【運気】ということばは日中韓に存在する。韓ではあまり使われないようだ。 日本語 ウン(呉音・漢音) キ(漢音)【運気】 中国語(普通話) yùnqi【运气】 说取个女孩的名字好运气。 shuō qǔ ge nǚhái de míngzi hǎo yùnqi (女の子の名前を付けると運が良くなるという。) 韓国語 운기【運氣】 그는 운동선수로서 운기를 타고났다. (彼はアスリートとして運に恵まれていた。) ベトナム語 該当なし

  • 【身体】ということば

    【身体】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 シン(呉音・漢音) タイ(呉音)【身体】 中国語(普通話) shēntǐ【身体】 我小时候身体差。 wǒ xiǎoshíhòu shēntǐ chà (僕は子供のころ身体が弱かった。) 韓国語 신체【身體】 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位からなっています。) ベトナム語 thân thể【身體】 luyện tập thân thể (身体を鍛える、運動する)

  • 外国語を話そうとする夢

    夢を外国語で見るようになったらたいしたものだ、と英語の教師に言われたことがある。残念ながら流暢な英語が流れてくる夢は見たことがない。その代わりに必死になって自分が英語でしゃべろうとしている夢(悪夢?)なら何度も見たことがある。 ところで先日、自分が中国語の文を音読をしようと悪戦苦闘している夢を見た。目がさめて振り返れば、全然意味をなしていないむちゃくちゃな文だった。それでも夢に出てくるということは、自分の頭の中で、何かが起きているということなのだろう。 これって睡眠学習?よくわからない。

  • 【風潮】ということば

    【風潮】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。意味が異なるものもある。 日本語 フウ(呉音・漢音) チョウ(テウ)(呉音・漢音)【風潮】 中国語(普通話) fēngcháo【风潮】※騒動、騒乱という意味もある 闹风潮 nào fēngcháo (騒動を起こす) 那个成为了近年的风潮。 nà ge chéngwèi le jìnnián de fēngcháo (それは近年のブームになった。) 韓国語 풍조【風潮】 영웅을 미화하는 풍조는 위험하다. (英雄を美化する風潮は危険だ。) ベトナム語 phong trào【風潮】※(文化、社会、政治などの)運動という意味 phong trào…

  • 【美化】ということば

    【美化】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。越には漢語系語彙としては存在せず、固有語で別の言い方があるようだ。 日本語 ビ(漢音) カ(クワ)(漢音)【美化】 中国語(普通話) měihuà【美化】 美化环境 měihuà huánjìng (環境を美化する) 韓国語 미화【美化】 영웅을 미화하는 풍조는 위험하다. (英雄を美化する風潮は危険だ。) ベトナム語 làm đẹp【する + うつくしい】

  • 【英雄】ということば

    【英雄】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 エイ(漢音) ユウ(イウ)(漢音)【英雄】 中国語(普通話) yīngxióng【英雄】 你可是被英雄花砸中的男人。 nǐ kě shì bèi yīngxiónghuā zázhòng de nánrén (あなたはまぎれもなく英雄の花に選ばれた男なのよ。) 韓国語 영웅【英雄】 영웅을 미화하는 풍조는 위험하다. (英雄を美化する風潮は危険だ。) ベトナム語 anh hùng【英雄】 anh hùng lao động (労働英雄、模範労働者) ベトナム語の例文から、社会主義のにおいがぷんぷんする。

  • 【咆哮】ということば

    【咆哮】ということばは日中韓に存在する。日本人としては、どこかで聞いたことがあるけれども自分ではまず使わないような語彙だ。むずかしいラジオ講座「ステップアップ中国語」で普通に出てきた。映画のセリフで普通の女の子が話している。中国語では日本語よりもよく使われるのだろうか。 日本語 ホウ(ハウ)(漢音) コウ(カウ)(漢音)【咆哮】 中国語(普通話) páoxiào【咆哮】 你有没有听见,心里有一声咆哮? nǐ yǒu méiyǒu tīngjiàn xīn lǐ yǒu yī shēng páoxiào (聞こえる?心のほえる声が。) 韓国語 포효【咆哮】 호랑이의 포효 (虎の咆哮) ベトナム…

  • ラジオ講座「ステップアップ中国語」がむずかしい

    この文章を書いているのは10月第2週。新たにラジオ講座「ステップアップ中国語」という、ワンランク上の講座を聞き始めて2週目だ。なんとか三日坊主にはならずにすんだ。 いやあ、しかしこれが、なかなか難しい。覚悟はしていたが、それでも心が折れそうになる。映画の音声を題材にしているので、とにかく読むのが早い。講座に出ているネイティブの先生が読むのも早い。そしてけっこう四声が崩れて聞こえるような感じがする。これは私の耳が悪いのか、それともそういうものなのか・・・。 そして内容は難しいのに、ところどころで「わからなくても大丈夫」と甘やかしてくるから妙に困ってしまう。語学は続けることが大切だから、わからない…

  • 【地形】ということば

    【地形】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 チ(漢音) ケイ(漢音)【地形】 中国語(普通話) dìxíng【地形】 这里的地形很复杂。 zhèlĭ de dìxíng hĕn fùzá (ここの地形は複雑だ。) 韓国語 지형【地形】 이곳의 지형은 복잡하다. (ここの地形は複雑だ。) ベトナム語 địa hình【地形】 Địa hình ở đây phức tạp. (ここの地形は複雑だ。) 久しぶりに中韓越で同じ例文を書くことができた。うれしい。 このことばはDuolingoの英語→ベトナム語のコースで見つけたのがきっかけ。英語では「地形」はTerrainという見慣…

  • 【先祖】ということば

    前回に関連して、【先祖】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 セン(呉音・漢音) ソ(呉音・漢音)【先祖】 ※ソがゾと濁っている 中国語(普通話) xiānzŭ【先祖】 这是先祖遗下来的东西。 zhè shì xiānzŭ yí xià lái de dōngxī (これは先祖がのこしたものだ。) 韓国語 선조【先祖】 이것은 선조가 남긴 물품이다. (これは先祖がのこしたものだ。) ベトナム語 tiȇn tổ【先祖】

  • 【祖先】と【祖上】ということば

    【祖先】ということばは日中韓越に存在する。韓では【祖先】よりも【祖上】のほうが一般的のようだ。調べると中にも【祖上】ということばがある。 日本語 ソ(呉音・漢音) セン(呉音・漢音)【祖先】 中国語(普通話) zǔxiān【祖先】 zǔshàng【祖上】 我们的祖先害怕年兽。 wǒmen de zǔxiān hàipà niánshòu (我々の祖先は年獣(ねんじゅう)を怖がった) 他祖上来自河南。 tā zǔshàng láizì hénán (彼の祖先は河南から来た。) 韓国語 (조선【祖先】) 조상【祖上】 조상이 남긴 문화재는 원상태로 보존되어야 한다. (祖先が残した文化財は原状…

  • 頭の子音(声母)の対応表を作ってみた

    漢字の音について、昔の中国音(中古音)と、現代の北京音・日本呉音・日本漢音・朝鮮音・越南音が、どのように対応しているのか? 中国音韻学をかじってみて、まずは頭の子音(声母という)についてまとめたエクセルの表を作った。といっても、書籍やウィキペディアのコピペなので、まだまだ検討の余地はあるはずだけれど、とりあえずは暫定ということで。 ↑大きな表すぎて、はてなブログにうまく貼り付けられない。htmlを使って表を作りなおせばいいのだろうけど、めんどくさい^^; この表があれば、頭の子音(声母という)が、昔の中国音(中古音)と、現代の日中韓越の漢字音で、どのように対応しているかが分かる。例えば「幇」の…

  • 【正正堂堂】と【堂堂正正】

    【正正堂堂】と【堂堂正正】。日本語では【正々堂々】だが、他言語では? 日本語 セイ(漢音) セイ(漢音) ドウ(呉音) ドウ(呉音)【正々堂々】 中国語(普通話) tángtángzhèngzhèng【堂堂正正】 堂堂正正的男子汉 tángtángzhèngzhèng de nánzǐhàn (正々堂々とした男) 韓国語 정정당당【正正堂堂】 정정당당하게 싸우다 (正々堂々と戦う) ベトナム語 đường đường chính chính【堂堂正正】 làm đường đường chính chính (正々堂々と行動する) 今回もやはり日韓グループと中越グループで分かれた。それぞれ「…

  • 【堂々】ということば

    【堂々】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ドウ(呉音) ドウ(呉音)【堂々】 中国語(普通話) tángtáng【堂堂】 我们堂堂舞狮队 wǒmen tángtáng wǔshī duì (俺たち堂々たる獅子舞いチーム) 韓国語 당당하다【堂堂하다】 더 자신을 갖고 당당하게 말하고 싶다. (もっと自信を持って堂々と話したい。) ベトナム語 đường đường【堂堂】 このような同じ漢字を繰り返すことばも日中韓越に共通して存在しているのはおもしろい。

  • パスポートセンターと台湾?

    コロナ禍のときにパスポートの有効期限が切れたままだったので、新しくパスポートを作り直さなければならなかった。そのため大阪府のパスポートセンターを訪れている。受付を終えて呼び出しを待っていると、壁に貼られたポスターが目に飛び込んできた。 相見在台灣 たいわんであおうね パスポートセンターに台湾観光局の広告───。行政の改革が進み、あちこちに民間企業の広告が出るようになった。それは収入増という意味ではいいことだと思う。しかしパスポートセンターに特定の渡航先の広告、しかも独立国として扱ってよいのか難しい立場にある「台湾」とは。。。パスポートセンターという公共の場に、なんとも政治的にややこしそうな広告…

  • 「獅子舞い」をなんというか

    「獅子舞い」ということばを日中韓越でなんというか調べた。今月から聞き始めたラジオ講座「ステップアップ中国語」が獅子舞いの話なので。 日本語 シ(漢音) シ(呉音・漢音)【獅子 + まい】 中国語(普通話) wǔshī【舞狮】 (shīziwǔ【狮子舞】) 舞狮分南北两派。 wǔshī fēn nán běi liǎng pài (獅子舞いには南北二つの流派がある。) 韓国語 사자춤【獅子 + おどり】 (사자놀음【獅子 + あそび】) 사자춤은 중국의 가장 독특한 문화 예술의 하나입니다. (獅子舞いは中国の最も独特な文化芸術のひとつです。) ベトナム語 múa sư tử【おどる + 獅…

  • オーストラリアからの訪問その8

    連日長々と書かせていただいたが、オーストラリアから来られた博識の先生とすごした時間は、非常に刺激的だった。妻の人脈に感謝するとともに、このような機会のおかげでまさしく自分の視野を大きく広げることができた。 今回特に大きく感じたことがある。悔しいけれどもやはり英語は実利上、重要だということ。自分の好きな「言語」という分野について世界の最新の情報をとるためにも、英語ができなければならない(もちろんローカルな情報をとるためには、そのtarget languageの運用能力が高くなければならない)。また、「言語」に関する専門用語を日本語で知っていても、それを英語でなんというかは、知っておくべきだった。…

  • オーストラリアからの訪問その7

    私の好きな言語の話題で、私のつたない英語で私なりに氏に意見を伝えていく。 氏にはお子さんがおり、日本で育てられた。お子さんは、家庭では英語を使い、家の外では日本語を聞いて育ったという。それで英語も日本語もできるようになったと。外国語を学ぶには8歳までにはじめないといけないという。日本の英語教育のスタートは遅すぎるんだと氏は痛烈に批判した。 これには私はすぐさまかみついた。私の意見としては、まずは母語ないし母国語(母語と母国語の違いはこの際おいておく)を最優先で身に着けていくべきだ。母語で多くの語彙を用いて文章を作り、論理を組み立てる方法を身に着けるのが先だ。それから外国語を学んだ方がよい。幼い…

  • オーストラリアからの訪問その6

    さあいよいよ私の得意分野(?)の「言語」について、氏と語り合うときがきた。 まずは「英語」の必要性について。話の発端は、オランダでは高等教育の多くを「英語で」おこなうことになったということを、氏が語ったところから始まった。なぜならばオランダ人のほぼみんなは英語が話せるからだという。現地ではすごく不自然なので見直しもされはじめているそうだ。 それまで主に氏の講義(?)を聞くに徹していた私であったが、「言語」についてとなると私にもまがりなりにも一家言ある。黙ってはいられず、色々議論してみたくなってきた。 まず申したのは、多くの発展途上国では、高等教育は母国語では行われず、英語でおこなわれているとい…

  • オーストラリアからの訪問その5

    氏は文系の学者だが、ご自身の専門分野以外に対しても博識であった。文系の内容なので、私の興味関心に重なる部分も多分にあり、非常にお話を聞いていて有意義だった。 たとえばオーストラリアの先住民はどこから来たかは、謎なのだそうだ。近くのインドネシアやオセアニアとはDNAが近くないらしい。なぜかインドの人々とDNAが近いらしい。オーストラリアとインドはかなり離れているのに、どうしてこのようにDNAが近いのかが不明なのだそうだ。どのようにこの人々はインドからオーストラリアに渡ってきたのかも分からないという。 またインドネシアのとある島(忘れた)には、ホモサピエンスとは別の種類の人間(?)らしき生物がわり…

  • オーストラリアからの訪問その4

    オーストラリアの来客は、日本の労働環境のひどさもよく知っていた。ワークライフバランスを考えなさい、働くために生きているのではなく、生きるために働くのだよ、と。以前にドイツ人と話した時も、会社で取得できる長期休暇の重要性を何度も語っていた。 私は氏に対し、日本の会社員は、サムライと殿様のようなものなのですよ、と答えた。殿様には忠義を尽くさなければならないのだと。すると氏は、「いまは中世ではない」とぴしゃり。まあそうですわな。 氏は続けて、「私は外国人としての立場だから好きなことを言えるのかもしれないが、いきなり日本の労働環境をすべて変えることはできないけれども、小さなことから変えていかなければな…

  • オーストラリアからの訪問その3

    氏は日本の大学で働いていたから、日本の労働環境の異様さについても、身をもって経験していた。 「教授会」が開かれるが、出席している先生には3パターンがあったという。1つ目は、非常に饒舌で色々なことをまくしたてる人。話している内容が難しいのだが、外国人である氏だけではなく、同席している日本人の先生が聞いていても、難しすぎて何を言っているかわからなかったそうだ。2つ目は、教授会に出席しながらも、自分の仕事をしている人。学生のレポートの採点など。氏はこのパターンだったそうだ。3つ目は、寝ている。 そしてこれが日本的なのだが、そんな「教授会」が開かれるが、実は決定事項は「教授会」が開かれる前に、すでに決…

  • オーストラリアからの訪問その2

    オーストラリアからの来客は、日本の大学で教鞭をとっていたことがある方だ。氏いわく、日本の大学では、学生は勉強しないし、先生も教えているフリをしている。そして大学教育がなりたっているように装っているだけだと。非常にギクリとする指摘だった。氏の教えていた大学は、そこまで偏差値が高くなく、しかも文系だから、特にそうだったのかもしれない。日本の大学でも上位校の理系はなかなか大変と聞く。 氏は、オックスフォード大学でドクター(博士)を取得したのだが、オックスフォードでの勉強は非常に厳しくつらく、自殺者もいたという。自殺者が出るほど過酷な環境だとは知らなかった。博士課程の論文を書いて、教授陣がずらりと並ん…

  • オーストラリアからの訪問その1

    妻の知り合いの夫妻がやってきた。イギリス系オーストラリア人。主人はオックスフォード大学でドクター(博士課程)をおさめ、オーストラリアや日本の大学で教鞭をふるっていたインテリである。ふたりのお子さんもそれぞれ学問の世界に進んでいったという。教養の高い一家だった。 妻にこんなネットワークがあることにも驚かされた。 氏は、携帯電話をもたない生活をしていた。携帯は中毒になるようにデザインされていると。これには完全に同意である。氏はノートと本を持ち歩き、何か私が知らないことを伝えるときには、スマホでググるのではなく、紙に書いて伝えた。そうそう、一昔前はみんなこうやっていたよな、と私は感慨にふける。 夫妻…

  • ラジオ講座「ステップアップ中国語」

    今年の4月から9月まで、ラジオ講座「まいにち中国語」を聞き続けた。その後どうしようかと悩んだが、なんとなく「ステップアップ中国語」をすることにした。これは「まいにち中国語」よりもレベルの高い講座となる。 「ステップアップ中国語」はなかなか難しい。ほとんどわからないことの方が多いが、少し背伸び。学生時代に中国語を2年間学んだが、2年目の授業が急に難しくなって嫌になった感覚を思い出した。 でもいいこともある。「ステップアップ中国語」は1週間に2レッスンしかない。なのでそれを繰り返し聞くことで復習ができる。中学生のときにラジオ講座「基礎英語」で英語を学んでいたときは、たしか1週間に3レッスンで、繰り…

  • (再掲)「ロシア」をなんというか

    (本記事は2022/10/24の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 前回、ロシアが中国語で「オロス」に聞こえるという話を書いた。今回は各言語で「ロシア」をなんというかをみていく。 日本語ロシア(ロシア) 中国語(普通話)e2luo2si1【俄罗斯】 韓国語러시아(ロシア) ベトナム語Nga【俄】 国名の表記には、どの漢字を当てるかにもよって、かなり揺れがあることが少なくない。「ロシア」にもかつて色々な表記があったようだが、めんどくさいので割愛する。今一般的な言い方としては、日韓は「ロシア」の音をカタカタないしハングルで転記しており、中越では【俄】の漢字をベースにしているという…

  • (再掲) スペインを何と言うか

    (この記事は2021/12/31の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 日本語 スペイン / 西中国語(普通話) 西班牙 xi1ban1ya1韓国語 스페인 / 서반아(西班牙)ベトナム語 tây ban nhà (西班牙)西班牙という漢字表記に基づく言い方が中国語とベトナム語では現役です。韓国語でも昔は使っていたらしい(韓国語版Wikipediaより)。日本語ではまれに略語で西日辞書などというときに使う。中国語とベトナム語を同時学習していて気づいた。

  • (再掲) イタリアをなんというか

    (本記事は2021/12/30の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 日本語イタリア伊太利亜など 中国語(普通話)意大利 yi4da4li4 中国語(台湾)義大利 yi4da4li4 韓国語이탈리아 ベトナム語Ý(意)

  • (再掲) 【ドイツ】を何というか

    (本記事は2018/10/6の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第8弾はドイツです。 日本語ドイツ(Deutschland)どいつ【独逸】 中国語(普通話)Déguó【德国】 韓国語독일【獨逸】 ベトナム語Đức【徳】 大きく分けて、日本式の【独逸】と中国式の【徳意志】のふた通りの当て字があります。日韓では日本式、中越では中国式が用いられています(中越では【徳意志】の頭の【徳】を取っています。)。日本語が韓国語に入り込み、中国語がベトナム語に入り込んだというところに、かつての国家間のパワーバランスが映し出されているように思えます。 日本語では【独逸どいつ】はもは…

  • (再掲) 【フランス】を何というか

    (本記事は2018/10/6の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第7弾、おフランスです。 日本語フランス(France)ふっこく【仏国】 中国語(普通話)Fǎguó【法国】 韓国語프랑스(France) ベトナム語Pháp【法】 日韓では英語の【France】の音を借用して言うのが一般的なようです。日本語では堅い表現では【仏国ふっこく】もあり、【仏蘭西】という当て字から来ています。韓国語については、辞書(小学館・朝鮮語辞典)では【仏国불국 】や【法国법국】(後述の中国語由来)も載っていますが、ネットで調べる限りこういう表現は一般的ではないようです。単に【Fran…

  • (再掲) 【イギリス】を何というか

    (本記事は2018/10/4の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 仕事のトラブル・板挟み・無理難題、自分自身の能力不足が重なり、辟易としています。今度また台風来るのですが色々大丈夫なのでしょうか。 国名シリーズ第6弾、イギリス。 日本語イギリス(English)えいこく【英国】 中国語(普通話)Yīngguó(英国) 韓国語영국(英國) ベトナム語Nước Anh(くに・英)Anh quốc(英国) 【英】という漢字の読み方が各国語で違っていて、とまどいそうになります。中韓では語末が-ngですが、日本語ではなぜか-iです。ただ、日本語の【えい】は漢音で、呉音では【よう(やう)…

  • (再掲) 【アメリカ】を何というか

    (本記事は2018/9/25の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 3連休最終日も残りわずかとなり、たいして有意義な活動もできず、家族への奉仕もあまりできず、ただ単に布団の上にて、生きるしかばねのごとく寝て過ごし、明日からまた嫌な仕事だと思うと、めっきり気分も塞ぎ込んでしまう私です。こんばんは。 国名シリーズ第5弾はアメリカ。 日本語アメリカ(America)べいこく(米国) 中国語(普通話)Měiguó(美国)Huāqí(guó)(花旗(国)) 韓国語미국(美國(/米國)) ベトナム語(Nước) Hoa Kỳ((くに)・花旗)Nước Mỹ(くに・美) 日本語では英語のAm…

  • (再掲) 【越南(ベトナム)】を何というか

    (本記事は2018/9/22の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第4弾です。ベトナムは漢字で書くと【越南】・・・。 日本語ベトナム(Vietnam)えつなん(越南) 中国語(普通話)Yuènán(越南) 韓国語베트남(Vietnam)월남(越南) ベトナム語Việt Nam(越南) まずベトナム語では【越南Việt Nam】と書き、発音としてはヴィエトナムに近い音です。 日本語ではベトナムと、現地音に近い発音で呼びます。昔はヴィエトナムと表記していたこともあったようですが、日本人にはヴィの音は馴染みがないからか、今どきそのような表記は見かけません。また、日本語で…

  • (再掲) 【韓国】を何というか

    (本記事は2018/9/21の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第3弾です。 日本語かんこく(韓国) 中国語(普通話)Hánguó(韩国) 韓国語한국(韓國) ベトナム語Hàn Quốc(韓国) 日本語以外では【韓】はhanと読みます(声調は置いておいて)。日本語だけはkanです。子音hの音が、日本語に導入されたときにはkに置き換わっていますね。このようなh→kとなる例はいくつかあるようです。

  • (再掲) 【中国】を何というか

    (本記事は2018/9/19の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第2弾、中国です。 日本語ちゅうごく(中国) 中国語(普通話)Zhōngguó(中国) 韓国語중국(中國) ベトナム語Trung Quốc(中国) 今回は語末の子音に注目してみたいです。 【中】の語末は、日本語以外は-ngの音で共通しています。日本語だけは代わりに「う」の音で終わっています。大昔の日本が漢字音を取り入れるときに、-ngの音を「う」に置き換えたと聞いたことがあります。【国】の語末は、韓国語とベトナム語が-kでして、これが昔の本来の漢字音を残しています(入声(にっしょう)と呼ばれる音)。…

  • (再掲) 【日本】を何というか

    (本記事は2018/9/18の投稿の再掲載です。多忙のためしばらく再掲載でお許しください) 今回からはひたすら淡々と国名を見ていきたいと思います。しばらくお付き合い願います・・・。 日本語にほん・にっぽん(日本) 中国語(普通話)Rìběn(日本) 韓国語일본(日本) ベトナム語Nhật Bản(日本) YouTubeで、中国各方言+韓国語で【日本】を何と発音するかの動画があり、とても興味深いです。地方によっては、「にっぽん」や「Japan」のように聞こえます。(英語の「Japan」は「日本」の発音から派生したものと言われています)m.youtube.com

  • 海外出張?

    仕事で久しぶりに海外出張にいくことになりそう。 コロナ前には数回行ったことがあるのだが、まあよくもわるくも「イレギュラー」の仕事だった。会社の金で外国に行けるのはいいのだが、旅行とはまったく違うので、はっきりいってしんどいことのほうがはるかに多い。あるときには現地で大変な目にあって、帰国後に上司と大喧嘩したのもまたひとつの思い出。 本当は仕事でなく自由気ままに旅人として世界を回れたとしたら、、、こんなに素敵なことはないのだろうけど。。。そんな甘い話はなかなかないですわな。 私は不器用な人間だ。いまだに会社での立ち回り方というか、何が許されて何が許されないのかがよくわかっていないところがある。海…

  • 「まいにち中国語」を聞き終えた。その次は・・・?

    4月からはじまったラジオ講座「まいにち中国語」を半年間聞き終え、これで一旦終了となった。 最初の頃はなかなか破天荒な講座だと思って面白半分に聞いていたが、後半くらいになると大分落ち着いてきて(?)、わりと普通の講座ようにも感じられてきた。 とりあえず半年間の講座を、なんとか欠かさず聞くことができた。1日15分聞くだけで予習復習などは一切していなかったので、これで劇的に中国語の力が上がったというわけではない。あんまり変わってないかな。それでもなにかしら得るものは多かった。半年間よくがんばりました。 さて10月からどうしようか。書店でテキストを見ながら悩む。「まいにち中国語」は今回の再放送がメイン…

  • 場所とタイミングを変えてみる

    ラジオ講座「まいにち中国語」をきいている。もうすぐで今シーズン(半年)が終わる。 毎日聞いているとどうしてもマンネリ化してダレてくる。そんなときは聞く場所やタイミングを変えてみる。 普段は通勤電車で聞くことが多いが、例えば家で洗濯物をするときに聞く。これはなかなか悪くない。 とある作家さんが、一日中執筆をしないといけないときに、こんなことを言っていた。まずは自宅の机で数時間書く。それから外出してカフェで数時間書く。それから事務所におもむいて、そこで書く。そのあとジムに行って少し身体を動かして、また自宅に戻って書く。 同じ場所で書き続けようとしても、人間の集中力には限界があるらしい。このように環…

  • 学習を少しやめてみる

    夏場に色々と疲れることがあったのだが、それが時間差で今体調に現れている気がする。なんとなくしんどい日々が続く。こういうときは踏ん張って語学学習を続けるべきか。 否、休む。 その勉強をしないと自分の人生や生活に大きな支障がでるとなれば別であろうが、語学学習なんて基本的には「なんの役にもたたない」。ただし「人生を豊かにする」ものである。 それであれば戦略的に「休む」こともまた、ひとつのテクニックのはず。 長年バックパッカーの貧乏旅行をしてきた下川裕治さん(私の大好きな旅行作家)は、長期にわたる旅の際にはズボンは一着だけをはきつづけ、ズボンが汚れてきたらその日は一日ズボンの洗濯・乾燥に当て、宿でゆっ…

  • 【家庭】ということば

    【家庭】ということばは日中韓越に存在する。中越では「家族」と訳すのがよい場合もある。 日本語 カ(漢音) テイ(漢音)【家庭】 中国語(普通話) jiātíng【家庭】 三个人的家庭 sān gè rén de jiātíng (三人家族) 韓国語 가정【家庭】 한국의 일반 가정에서는 보통 김치냉장고와 일반 냉장고가 있습니다. (韓国の一般家庭ではほとんど キムチ冷蔵庫と一般冷蔵庫があります。) ベトナム語 gia đình【家庭】※「家族」という意味と「所帯・家庭」という意味がある Gia đình của tôi sống ở châu âu. (私の家族は欧州に住んでいる。) c…

  • 中国音韻学を勉強することで、中国語が下手くそになりました

    日中韓越の漢字音の歴史的な変遷を知りたくて、中国音韻学という中国の昔の漢字音をたずねる学問を、なんとか独学で学ぼうとしている。これがめちゃくちゃ難しくてしんどい。 限られた自分の時間と体力を中国音韻学の泥沼のなかに沈めていると、そちらに頭がもっていかれる。そうすると、通勤電車でNHKラジオ講座の「まいにち中国語」を聞いても、現代中国語の発音やフレーズが頭に入ってこないし口からもすっと出てこない感覚におちいった。 私は特定の言語を流暢に話せるようになるよりも、複数の言語の歴史的・地理的なつながりを知りたいという関心の方が強い。強いのだけれども、それでも以前よりも現代中国語の発音が口から出にくくな…

  • NHKラジオ第二放送を一生ききつづけてしまいかねない

    NHKラジオの語学講座を聞くのでラジオをつけるのだが、下手をすると長時間聞き続けることになる。 妻が私の影響でラジオ講座を聞くようになり、英語とドイツ語を聞いている。それを聞いていると時間帯によっては私の聞いている中国語の講座が続いて放送されて聞いたり、他にも中国語の応用編やハングル講座も放送されてちょっと聞いてみようとなったり・・・。 時間帯によっては外国語でのニュース放送がある。それも連続で続く。気づけばベトナム語→インドネシア語→タイ語の連チャンで続いたりして、わけがわからないまま聞き流してしまう。 気が付けば一生止められなくなってしまって、いい加減しんどくなってくる。外国語好きを疲弊困…

  • デュオリンゴ800日

    嫌々ながらデュオリングをポチポチやっていたら、800日連続記録に達した。2年以上やっていることになる。 最初は日本語→中国語のコースをやって、それが終わったら次は英語→中国語のコースをやった。それも終わったら、そこからは迷走しだして、英語→ベトナム語をやったり中国語→韓国語をやったり・・・。中国語(普通話)→広東語も少しやろうとしたが早々にギブアップ。 最初のころは1日に何レッスンもやっていたが、今はもう1日1レッスンのみ。完全に義務感でやっている。これで語学力が伸びるとは到底思えないが、まぁ、何もやらないよりはましだろうと思うようにしている。 先日電車で隣の席の人がデュオリンゴをやっているの…

  • 【毎週】ということばは

    【毎週】ということばは日中韓に存在する。越では週のことをなぜか【旬】という。 日本語 マイ(呉音) シュウ(漢音)【毎週】 中国語(普通話) měizhōu【每周】 她每周都见朋友。 tā měizhōu dōu jiàn péngyǒu (彼女は毎週友達に会う。) 韓国語 매주【每週】 매주 영화를 본다. (毎週映画を見る。) ベトナム語 mỗi tuần【每旬】 Cô ấy viết cho tôi mỗi tuần. (彼女は私に毎週書いてくれる。)

  • 中国音韻学をネットで独学しています

    最近夢中になっている「中国音韻学」。日中韓越の漢字音の歴史的なつながりを知るためには、この学問は欠かせない。しかし専門用語のオンパレードで、正直言ってめちゃくちゃ難しい。 色々と専門書をながめてみたり、ネットで調べたりしていると、ネット上で無料公開されている下記の資料にたどり着いた。 KOTONOHA単刊 音韻学入門 http://www.for.aichi-pu.ac.jp/museum/pdf/maegaki.pdf http://www.for.aichi-pu.ac.jp/museum/pdf/oningaku.pdf もともと富山大学で行われた授業のテキストを、愛知県立大学の関係サイ…

  • 【我軍】ということば

    【我軍】ということばは中韓に存在するのでご紹介。中韓では漢語系語彙として熟語のようになっていておもしろい。日越は微妙に異なり、固有語と漢語系語彙の混合になっている。 日本語 わが + グン(呉音)【わが + 軍】 中国語(普通話) wŏjūn 【我军】 我军已经消灭了敌人。 wŏjūn yĭjīng xiāomiè le dírén (我が軍はすでに敵を消滅させた。) 韓国語 아군【我軍】 아군은 이미 적을 소멸하였다. (我が軍はすでに敵を消滅させた。) ベトナム語 quân ta【軍 + わたしたち】 Quân ta đã thất bại. (我が軍は敗北した。)

  • 【消滅】ということば

    【消滅】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ショウ(セウ)(呉音・漢音) メツ(呉音)【消滅】 中国語(普通話) xiāomiè【消灭】 我军已经消灭了敌人。 wŏjūn yĭjīng xiāomiè le dírén (我が軍はすでに敵を消滅させた。) 韓国語 소멸【消滅】 아군은 이미 적을 소멸하였다. (我が軍はすでに敵を消滅させた。) ベトナム語 tiêu diệt【消滅】 tiêu diệt quân địch (敵軍を消滅させる)

  • 【読書メモ】 漢字音韻学の理解 (李敦 著 / 藤井茂利 訳)

    日中韓越の漢字音のつながりについて学びたくて、最近、中国語音韻学の本にいくつか挑戦している。 今回挑戦した本は、「漢字音韻学の理解」 (李敦 著 / 藤井茂利 訳)。韓国の学者の著書を日本語に訳したもの。序文では「漢字音研究に必要な基礎的理論と方法などを平易に叙述してみようとした」とあり期待したが、案の定、めっちゃくちゃ難しかった・・・。 韓国の著書のため、韓国漢字音についてかなり詳しく書かれている。 韓国漢字音の母胎はなんであるかについて下記に整理をする。 (p.274) ・「南方呉音説」 ・Henri Masperoによる。 ・歴史的事実と文化的背景をもとにしたもの。 (p.275) ・「…

  • 【滅亡】ということば

    【滅亡】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 メツ(呉音) ボウ(バウ)(漢音)【滅亡】 中国語(普通話) mièwáng【灭亡】 秦始皇灭亡六国完成一统。 qínshǐhuáng mièwáng liù guó wánchéng yìtǒng (秦の始皇帝が六国を滅亡させ国家統一を完成させた。) 韓国語 멸망【滅亡】 진시황이 여섯 나라를 멸망시키고 천하를 통일하였다. (秦の始皇帝が六国を滅亡させ天下を統一した。) ベトナム語 diệt vong【滅亡】 【滅】のベトナム漢字音について。 無理矢理アルファベットで書くと"ziat"みたいな音である。【滅】の"m-"がなぜ…

  • 【禍根】ということば

    【禍根】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 カ(クワ)(漢音) コン(呉音・漢音)【禍根】 中国語(普通話) huògēn【祸根】 祸根消除了。 huògēn xiāochú le (禍根はなくなった。) 韓国語 화근【禍根】 화근이 없어졌다. (禍根はなくなった。) ベトナム語 họa căn【禍根】 【禍】の音について。日本語以外では"h-"から始まる音になっている。日本語の漢音の「カ(クワ)」は"h-"を転写するときに"k-"に変化したもの。漢和辞典によると日本語でも呉音では「ワ」になるらしい。"h-"の音をなんとか書き写そうとした苦労のあとなのか、もしくはどこかの方…

  • 【態度】ということば

    【態度】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 タイ(呉音・漢音) ド(呉音)【態度】 中国語(普通話) tàidù【态度】 他们一点儿反省的态度都没有。 tāmen yīdiǎnr fǎnxǐng de tàidù dōu méiyǒu (彼らには反省の態度がまったくない。) 韓国語 태도【態度】 불만스러운 태도를 취하다. (不満そうな態度をとる。) ベトナム語 thái độ【態度】 どの言語も音が非常に似ている。 韓国語の【態】"태"は「テ」と読むが、この母音"ㅐ"「エ」はもともと"ㅏ"「ア」と"ㅣ"「イ」に分かれていたものがくっついて変化したと聞いたことがある。なので…

  • 【反省】ということば

    【反省】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 ハン(漢音)セイ(漢音)【反省】 中国語(普通話) fǎnxǐng【反省】 他们一点儿反省的态度都没有。 tāmen yīdiǎnr fǎnxǐng de tàidù dōu méiyǒu (彼らには反省の態度がまったくない。) 韓国語 반성【反省】 반성하는 사람은 반드시 성공한다. (反省する人はきっと成功する。) ベトナム語 該当なし 【省】の日本漢字音は「反省」では「セイ」だが、「省略」では「ショウ」になる。呉音では「ショウ」、漢音では「セイ」である。"-ng"の音が日本漢字音では"-u"に転写されるが、漢音ではときどき"-…

  • 【読書メモ】 中古音講義 (平山久雄 著)

    日中韓越の漢字音のつながりについて学びたくて、中国語音韻学の本にいくつか挑戦しているが、難しい。 今回挑戦した本は、「中古音講義」(平山久雄 著)。1980-1990年代に東京大学などでおこなわれた講義をまとめたもの。中国での伝統的な音韻学の部分(切韻・反切・韻図)についてはかなり踏み込んだ内容になっており、難しい。一方で私が最も興味をもっている、中古音(昔の中国語音)と日韓越の漢字音とのつながりについては、概略と有力な参考文献を簡略に紹介する形となっている(しかし参考文献が分かれば、そこから先につなげることができる。ありがたい)。中古音と現代北京語との関連についてはかなり細かくまとめられてい…

  • 再帰代名詞

    妻がやっているラジオ講座「まいにちドイツ語」のテキストをのぞき見してみた。「再帰代名詞」という項目があり、気になった。日本語に直訳すると「私は私に手を洗う。」という言い方をドイツ語ではするらしい。ドイツ語で「私は私の手を洗う。」と表現すると、それは「手を取り外してゴシゴシ洗う感じ」になってしまうらしい。なんじゃそりゃ。 「私は私に手を洗う。」とはなんとも不思議な言い方だなあ。脳みそを軽くかき回されたような感覚を覚えた。外国語を学ぶということは、自分の中になかった世界を自分に取り込む行為なのかもしれない。人間、自分の知っている世界だけで満足しているとどんどん偏屈になってしまう。こうして外国語を通…

  • 「翔んで埼玉」を見て思ったこと

    2019年の映画だが、「翔んで埼玉」を今更ながら見た。東京から迫害されている埼玉が、東京に逆襲する話。ギャグ映画なのだが、正直、こういう笑いは少々危うさをはらんでいると思う。私は関西人なので、関東圏の感覚が正直よくわからない。映画によると、東京や横浜といった「あかぬけた都会」と比べて、埼玉や千葉、茨木や群馬は少し田舎といわれる風潮があるのだろうか。関東の人々にとって、それは笑って済ませられる程度のことですんでいるから、こういうギャグ映画が成り立つのかもしれない。これが、東京と埼玉の対立ではなく、例えば首都圏と東北地方の対立になると、そもそもギャグとして成り立つのだろうか・・・。あるいは本州と沖…

  • duolingoのベトナム語コースを再開してみた

    duolingoで英語からベトナム語を学ぶコースを再開した。完全に独学なので難しい。1日1レッスンをやるだけでかなり疲れる。それでもベトナム語には漢語系語彙がかなりたくさんあり、元々韓国語と中国語を勉強したことのある人間にとっては関連性を随所に感じられてかなりおもしろい。 これは裏返せば、ベトナムは約1000年間、中国の支配下にあり大きな影響を受け続けたことをも意味している。それはベトナムにとって幸せなことなのか悲しいことなのか、それはわからない。(それだけではなく、文法的にベトナム語と中国語はそもそも似ているところが非常に多いので、ベトナム語は漢語系語彙を取り入れやすい下地があったというのも…

  • 【緊張】ということば

    【緊張】ということばは日中韓越に存在する。 日本語 キン(呉音・漢音)チョウ(チャウ)(呉音・漢音)【緊張】 中国語(普通話) jǐnzhāng【紧张】 哇,有点儿紧张! wa yǒu diǎnr jǐnzhāng (うわっ、ちょっと緊張します!) 韓国語 긴장【緊張】 시험 전이라서 긴장하고 있다. (試験前なので緊張している。) ベトナム語 khẩn trương【緊張】 Tình hình quốc tế trở nên khẩn trương. (国際情勢が緊張する。) 今回の【緊】・【張】は、日本漢字音で呉音と漢音が一致する。こういう漢字音もあるのですね。まだまだ知らないことが多い…

  • 【事実】ということば

    【事実】ということばは日中韓越に共通しているのでご紹介。 日本語 ジ(呉音) ジツ(漢音・呉音)【事実】 中国語(普通話) shìshí【事实】 他说的与事实无关。 tā shuō de yŭ shìshí wúguān (彼の話は事実とは関係がない。) 韓国語 사실【事實】 그의 말은 사실과 무관하다. (彼の話は事実とは関係がない。) ベトナム語 sự thật【事實】 Tôi thừa nhật đó là sự thật. (私はそれが事実であることを認めます。)

  • 【無関】【無関係】【没関係】ということば

    【無関】【無関係】【没関係】ということばは日中韓に共通したりしなかったりする。3言語で微妙に異なる。 日本語 ム(呉音) カン(クワン)(漢音) ケイ(漢音)【無関係】 中国語(普通話) wúguān【无关】 他说的与事实无关。 tā shuō de yŭ shìshí wúguān (彼の話は事実とは関係がない。) méiguānxì【没关系】 ※「大丈夫、問題ない」という意味にもなる。 这事跟他没关系。 zhè shì gēn tā méiguānxì (このことは彼とは関係がない。) 韓国語 무관하다【無關하다】 그의 말은 사실과 무관하다. (彼の話は事実とは関係がない。) 무관계하…

  • 日本円、中国元、韓国ウォンの由来は一緒だという話

    中国語や韓国語を学んでいると、通貨の名前がひっかかる。日本円(エン)、中国元(ユェン)、韓国ウォン・・・。なんだか微妙に響きが似ている? 実はこのお金の名前、由来は一緒なのである。 中国は清の時代、香港でまるいお金が生まれ、【圓】と呼ばれるようになった。日本人がそれを参考にし、日本の通貨名も【圓】(エン)となった。【圓】は画数が多くて書くのが大変だから、やがて略字の【円】(エン)に変化していった。 朝鮮半島では日本の影響で、通貨の名前を【圓】(ウォン)とするようになった。ウォンは韓国朝鮮語での【圓】という漢字の読み方だ。やがて朝鮮半島では漢字を使わなくなり、ウォンという音だけが残った。韓国だけ…

  • 【脳】ということば

    【脳】ということばは日中韓越に共通しているのでご紹介。 日本語 ノウ(ナウ)(呉音)【脳】 中国語(普通話) nǎo【脑】 你的脑子坏了吗? nǐ de nǎozǐ huàile ma (あなたの脳みそは腐っていますか? あんた頭おかしいんじゃないの?) 韓国語 뇌【腦】 사고 후유증으로 뇌기능 일부가 손상되었다. (事故の後遺症で脳機能の一部が損傷した。) ベトナム語 não【腦】 tổn thương ở thần kinh não (脳神経を損傷する)

  • 【損傷】ということば

    【損傷】ということばは日中韓越に共通しているのでご紹介。 日本語 ソン(呉音・漢音) ショウ(シャウ)(呉音・漢音)【損傷】 中国語(普通話) sǔnshāng【损伤】 机体损伤达到85%(百分之八十五)。 jītǐ sǔnshāng dádào bǎifēn zhī bāshíwǔ (機体損傷率が85パーセントに上昇。) 韓国語 손상【損傷】 사고 후유증으로 뇌기능 일부가 손상되었다. (事故の後遺症で脳機能の一部が損傷した。) ベトナム語 tổn thương【損傷】 tổn thương ở thần kinh não (脳神経を損傷する)

  • 【機体】ということば

    【機体】ということばは日中韓に共通しているのでご紹介。中国語では「生命体・有機体」を意味することもあるようだ。 日本語 キ(呉音・漢音) タイ(呉音)【機体】 中国語(普通話) jītǐ【机体】 ※「生命体・有機体」を意味することもある。 机体损伤达到85%(百分之八十五)。 jītǐ sǔnshāng dádào bǎifēn zhī bāshíwǔ (機体損傷率が85パーセントに上昇。) 韓国語 기체【機體】 진상조사단은 추락 원인을 기체 결함이라고 발표했다. (真相調査団は墜落の原因を機体欠陥だと発表した。) ベトナム語 該当なし

  • 【尽情】ということば

    【尽情】ということばは中越に共通する。ニュアンスは少し異なる。中越のみに共通する漢語系語彙を見つけたのは初めてかもしれない。 日本語 該当なし 中国語(普通話) jìnqíng【尽情】 ※「思う存分~する」という意味 尽情唱自己喜欢的歌。 jìnqíng chàng zìjǐ xǐhuān de gē (自分の好きな曲を思う存分歌う。) 韓国語 該当なし ベトナム語 tận tình【盡情】 ※「情義を尽くして、全力を尽くして~する」という意味 tận tình cứu chữa (全力で治療する、救護に専念する) 【尽】の繁体字(正字)は【盡】で、あまり見慣れない字だった・・・。

  • 【承認】ということば

    【承認】ということばは日中韓越に共通している。中越では「認める」というニュアンスで使われることもあるようだ。 日本語 ショウ(漢音) ニン(呉音)【承認】 中国語(普通話) chéngrèn【承认】 她公开承认了自己的错误。 tā gōngkāi chéngrèn le zìjĭ de cuòwù (彼女は自分の過ちを公に認めた。) 韓国語 승인【承認】 부장이 프로젝트를 승인한 책임자였다. (部長がプロジェクトを承認した責任者だった。) ベトナム語 thừa nhật【承認】 Tôi thừa nhật đó là sự thật. (私はそれが事実であることを認めます。)

  • 【読書メモ】 唐代の人は漢詩をどう詠んだか 中国音韻学への誘い (大島正二 著)

    日中韓越の漢字音に変化が生まれた過程を知りたくて、そのことに近いと思われる学問(中国音韻学)の本を少しずつ読んでいる。今回読んだのは「唐代の人は漢詩をどう詠んだか」という書籍。こちらの本は、実は1度読もうとしたが難しくて挫折したことがあり、今回は再チャレンジである。他の中国音韻学の難しい本をワケが分からないまま読んだおかげか、他の本よりはまだ本書は読みやすく感じられた(それでも難しいが)。 以下自分として気づきが得られた部分をメモする。特に本書の後半部分に興味が惹かれた。 (p.126) カールグレンの「中国音韻学研究」(Études sur la phonologie chinoise)は以…

  • 【結束】ということば

    【結束】ということばは日中韓越に存在するのだが、意味の上では日韓のグループと、中越のグループに分かれる。素人ながら、この謎にせまってみる。 日本語 ケツ(漢音)ソク(呉音・漢音)【結束】 総選挙に向けて党内の結束をはかる。 中国語(普通話) jiéshù【结束】 暑假快要结束了啊。 shǔjià kuàiyào jiéshù le a (夏休みも、もうすぐ終わりだねえ。) 韓国語 결속【結束】 반대 세력이 결속하다. (反対勢力が結束する。) ベトナム語 kết thúc【結束】 Cuộc thảo luận đã kết thúc rồi. (討論はすでに終わった。) 日韓は、「人と人が結…

  • 【性別】ということば

    【性別】ということばは日中韓に共通するのでご紹介。 日本語 セイ(漢音) ベツ(漢音)【性別】 中国語(普通話) xìngbié【性别】 能力的差别和性别无关。 nénglì de chābié hé xìngbié wúguān (能力の差は性別とは無関係だ。) 韓国語 성별【性別】 능력의 차이는 성별과 무관하다 (能力の差は性別とは無関係だ。) ベトナム語 該当なし

  • 【性能】ということば

    【性能】ということばは日中韓越に共通するのでご紹介。 日本語 セイ(漢音) ノウ(呉音)【性能】 中国語(普通話) xìngnéng【性能】 这个手机虽然很小,但性能很好。 zhège shǒujī suīrán hěn xiǎo dàn xìngnéng hěn hǎo (このスマホは小さいけれど、性能はいい。) 韓国語 성는【性能】 그 기계는 성능이 나쁘다. (その機械は性能が悪い。) ベトナム語 tính năng【性能】 ※軍事用語で、鉄砲類の性能のことを指すらしい。日中韓よりも幅が狭いみたい。 昨日の投稿に書かせていただいたとおり、今日から日本漢字音の読みに、(呉音)とか(漢音)…

  • 日本漢字音の重層

    日本の漢字の音読みには、いくつかの系統がある(下記内容に間違いがあればご指摘ください!)。呉音:昔の中国南部の漢字音、あるいは朝鮮半島の漢字音が入ってきた、などとされているもの。仏教とともに伝来した。あまり体系だっていない。驚くべきことに漢和辞典によっても呉音には差異があるほどで、はっきりわかっていないものも少なくないようだ。漢音:呉音よりもあとに中国北部(長安)の漢字音を、遣隋使や遣唐使が学んで持ち帰ったもの。体系だっている。中国語の中古音をもっともよく反映している?唐音:漢音よりもあとに、断続的に伝来したもの。現代日本語ではあまり用いられない。その他:慣用音・外来音韓国(朝鮮)漢字音では1…

  • 【目標】ということば

    【目標】ということばは日中韓越に共通するのでご紹介。 日本語 モクヒョウ【目標】 中国語(普通話) mùbiāo【目标】 我的目标是成为一名优秀的医生。 wŏ de mùbiāo shì chéngwéi yīmíng yōuxiù de yīshēng (私の目標はすばらしい医者になることです。) 韓国語 목표【目標】 저의 목표는 훌륭한 의사가 되는 것입니다. (私の目標はすばらしい医者になることです。) ベトナム語 mục tiêu【目標】

  • 【逮捕】ということば

    【逮捕】ということばは日中韓に共通するのでご紹介。 日本語 タイホ【逮捕】 中国語(普通話) dàibŭ【逮捕】 ※日本語の「逮捕」と「勾留」の双方が含まれるらしい 警察断定他是犯人,就逮捕了他。 jĭngchá duàndìng tā shì fànrén jiù dàibŭ le tā (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) 韓国語 체포【逮捕】 경찰은 그를 범인으로 단정짓고 체포하였다. (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) ベトナム語 該当なし

  • 【犯人】ということば

    【犯人】ということばは日中韓越に共通するのでご紹介。 日本語 ハンニン【犯人】 中国語(普通話) fànrén【犯人】 警察断定他是犯人,就逮捕了他。 jĭngchá duàndìng tā shì fànrén jiù dàibŭ le tā (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) 韓国語 범인【犯人】 경찰은 그를 범인으로 단정짓고 체포하였다. (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) ベトナム語 phạm nhân【犯人】 【犯】という漢字音について。 韓国語とベトナム語は末尾が-mで、最も古い形を残してると思われる。 日本語の漢音のハンは歴史的仮名遣いではハムとなり、-mの名残がある…

  • 【断定】ということば

    【断定】ということばは日中韓越に共通するのでご紹介。 日本語 ダンテイ【断定】 中国語(普通話) duàndìng【断定】 警察断定他是犯人,就逮捕了他。 jĭngchá duàndìng tā shì fànrén jiù dàibŭ le tā (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) 韓国語 단정【斷定】 경찰은 그를 범인으로 단정짓고 체포하였다. (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) ※しばしばこのように단정짓다 【斷定짓다】という言い方をするようだ ベトナム語 đoán định【斷定】

  • 【警察】ということば

    【警察】ということばは日中韓越に共通するのでご紹介。 日本語 ケイサツ【警察】 中国語(普通話) jĭngchá【警察】 警察断定他是犯人,就逮捕了他。 jĭngchá duàndìng tā shì fànrén jiù dàibŭ le tā (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) 韓国語 경찰【警察】 경찰은 그를 범인으로 단정짓고 체포하였다. (警察は彼を犯人と断定し、逮捕した。) ベトナム語 cảnh sát【警察】 ※主に「警官」という意味で使うらしい cảnh sát giao thông (交通公安官)

  • 【読書メモ】中国古典を読むために 中国語学史講義 (頼惟勤 著 / 水谷誠 編)

    中国語の音韻論について独学したくて、参考になりそうな書籍を読んでいる。その中の一冊。1977年度に早稲田大学でおこなわれた講義を、お弟子さん(?)がまとめたものである。 お弟子さんがなるべくわかりやすいようにまとめておられるのだが、それでも簡単ではない。中国語という言語を知るための歴史的文献を、古い順に解説しているのだが・・・これは一度読んだだけで理解できるたぐいのものではない。 昔の中国語の音がどのようなものであったか、手っ取り早く知りたいのだが、本書はそれを許してくれない。あくまで、歴史的な文献を紹介し、それらの特徴と時代背景を解説している。昔の中国語を本格的に学ぶための基礎体力作りのよう…

  • 日本語のアクセントの平板化は「専門家アクセント」だという話

    昔から気になっていることがあった。日本語でアクセントを変えて言うこと。 例えば、「音楽」というときに、一般的な言い方では「おんがく」というように頭の「お」が高くなるが、一部のアーティストがインタビューなどで「おんがく」と、「んがく」を高く言っているのを聞いたことがある。これを「アクセントの平板化」などと呼ぶらしい。 私は学生時代に音楽関係の部活をしていたことがあるが、そこでも部活仲間は色々なことをこの平板化したアクセントで読んでいた。「ギター」ではなく「ギター」、「ドラム」ではなく「ドラム」、「ベース」ではなく「ベース」、「シンバル」ではなく「シンバル」、「コーラス」ではなく「コーラス」・・・…

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